紅葉の奥会津の旅 その6 麻って麻じゃないの?大麻博物館



紅葉の奥会津 その1 その2 その3 その4 その5

とうとう、11/2〜4の旅の最終回です。

雨に濡れた紅葉も、色鮮やかで美しく。
車で移動中に、日が照ってきました。

どこかで、虹が見えてるかも、と言ったら…
目の前に、虹が〜!!

深大寺さんの車が、虹を通っていくみたい
虹へ向かって、走る〜♪

…実は、ウカレて、虹の写真を撮ろうとしたら、
タイマー設定になっていて、10、9.8、、、

えー? と、と、撮れなーい。。。
あ、虹、見えなくなっちゃった、、、大爆笑!!

その後に、撮れた写真でした。ほっとした。
天然ボケで、失礼します〜。


yukkogi-6-2.jpg

お腹がよじれる笑いと共に、向かったのは、
大麻博物館」那須ICの近くです。

ショップ?のようなログハウス博物館。
ところが、内容は、充実。

私が着ているのは、大麻の襦袢。
100年くらい前の物。

隣は、去年に深大寺さんが、縁あって縫った、
大麻の半着と浦島袴のセット。
手触りは、しなやかで、暖かそう。

「これ、私が縫いました。」
と、照れながら言って、衣と再会を喜ぶ、深大寺さん。

なんと、スタッフさんいわく、
「今日、展示しようって、出した所なのよ〜。」

一同、顔を見合わせて「え〜?!」
館長さんに、行くと言っていないのに、偶然の再会でした。

びっくりな、着物の神様の演出!かっこいい。
うれしさも、ひとしおです。


yukkogi-6-3.jpg

こちらが、江戸時代の大麻の襦袢。

隣の繊維が、大麻です。
とても、ツヤツヤしていて、美しいです。

神社での、おはらいに使っている物は、
古来より、大麻だそうです。

それを、衣服にしていたのですね。
砧打ちをして、柔らかくする行程が入ります。
日本の大麻は、暖かく、柔らかいのだそうです。

麻は、固くて涼しいと思っていたのは、別の種類の性質だから。
認識違いだったことが、判明。
麻と思っていた素材が、こんなにたくさんあったとは。
、、、驚きです。

布の繊維としての、説明だけにします(きっぱり)

海外の大麻とは、性質が違うそうです。
そのために、呼び方も変えているとのこと。
 国内産=大麻
 海外産=ヘンプ

◎「麻」と表示できるものは、2つのみ。
 ・苧麻ちょま(イラクサ科)海外産=ラミー
 ・亜麻(アマ科)  海外産=リネン

◎指定外の繊維
 ・大麻   (アサ科)
 ・サイザル麻(リュウゼツラン科)
 ・ジュート麻(シナノキ科)
 ・マニラ麻 (バショウ科)

…ということで、現在は、繊維の種類として、
大麻は「麻」の分類に入らない。
古来から、魔除けの意味を持つ、麻の葉模様。

大人の事情があるそうですね。ややこしい。

私たちが、着る物の麻は、苧麻か亜麻であること。
機械の紡績になじむ素材として、残った理由。
だから、麻は張りがあって、涼しいと思っていたのでした。


yukkogi-6-4.jpg

ずっと、ナゾだったことが、ここで解けました。
内容の濃い情報をいただきました。
ありがとうございます。

大麻博物館の前で、記念写真。
スタッフさん、Kさん、Mさん、やすこ、深大寺さん。

良き仲間との旅は、気楽で濃厚で、満腹になります。
みなさん、どうもありがとう〜!


yukkogi-6-5.jpg

Mさんと別れて、連休渋滞をくぐり抜けて、帰路へ。
スカイツリーが浮かぶ、東京を通り抜け。
家まで送ってもらい、深大寺さん、Kさん、ありがとぅ〜。

昭和村のからむし(苧麻)から、大麻まで、
ゆっこぎを作るキッカケが、麻の世界を深める旅になりました。

今まで1人で、文献や屏風絵から模索して、製作していたタッツケ袴。
ゆっこぎの裁縫をみて、今まで見た、たくさんの資料と繋がりました。

紙面の幻を、くっきりと浮き彫りにできました。
今まで製作したタッツケ袴は、ほぼ正確に再現できていたこと。
手応えを実感しています。

形は変わっても、まだ、暮らしに根付いて残っていること。
それを、直接に習えるチャンスを得たこと。
1人では、成し得ないことだらけでした。

改めて、今回、ご一緒した仲間へ。
講習会の準備と、指導をして下さった方へ。
ゆっこぎを、江戸時代から今へ、伝え続けた、昭和村の先人へ。
おかげさまです。深く感謝しています。

日本の知恵に出逢うと、いつも思います。

知恵を分けてもらうことは、それを活かしていく役目を頂くこと。
バトンを受け取ること。
次へと伝えていくこと。

バトンを、ありがたく、楽しませていただきます。

日本って、素晴らしい所だね。
日本人って、たくましいね。

長い旅の話に、お付き合いくださり、ありがとうございました。


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