土・炎 窯たき その2

窯たき その2-1
  〜大蔵窯にて〜

夜通し、窯を焚きつづける。
朝の気配が徐々にやってくると、窯主さんが、やってくる。
みんな眠りが、短くなるのだ。
様子を確認して、また朝食まで仮眠しに戻る窯主さんと、
入れ違いに、台所組が動き出す。

みんなで、熱々の具だくさんのスープや、山盛りのご飯を、
どこに入るのかと思うくらいに、ガツガツ食べる。
誰かれ、かまわずに、ボケつっこみで、笑いも絶えない。
朝食をとり、窯番を交代して、私は風呂に入って、仮眠する。
3時間もすると、目覚めてしまう。

昼食の準備の手伝いに入りながら、窯の様子を把握する。
順調。トラブル。火傷する人。
焚き方の、方向性を変えるという、窯主の指示を待つ。


窯たき その2-2
  〜大蔵窯にて〜

嵐の夜が近づいているときは、
早めに、全員で手分けしての対策になる。
ゆっくりゆっくり、窯を暖めるように焚きながら、
仲間もつながりを暖めていく。

中盤での、本格的な薪入れが始まるときは、わくわくする。
初めての手伝いの人にも、ベテランがペアを組み、リズムも活気づいていく。

やがて5日目。
窯主さんの判断で、攻め焚きのピークを、担当する人が決まる。
みんなの中で、体力・気力ともに、充分に対応できる人を、見極める。

約1時間の短さとはいえ、ものすごい集中力を必要とする役目。
しかも、窯主さんとの呼吸の相性や、指示に対応できる技量も、重要になる。
この責め焚きで、今回の窯の焼き上がりが、決まってしまう。

ありがたいことに、私はこの責め焚きを、数回経験することができた。
決して、花形ではない。
この時間こそ、全員一致でのバックアップが必要になる。
さらに緊張とワクワクが倍増する私に、みんなの視線と気力が集まって、
支えられてこそ、できる役目。
こころが引き締まる。
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