◆袴と腰帯で初武術体験/武学BUGAKU講座へ行ってみた
《武学BUGAKU・光岡英稔先生、初受講レポート》
生まれて初めて、武術というものの一端に触れました。
光岡英稔先生の武学を受けてきました。
国際武学研究会
このために藤田一照さん・光岡先生の共著「退歩のススメ」を、
昨日までに読了したのでした。
初心者のレポートで、理解不足はご容赦ください。
自分でも「なんで武術を受講するのか分からないけど、何かヒントがあるとしか思えない。」
その直感に従い、行ってみたらドンピシャリ!
それが、うまく言葉に落とせないけど、レポート。
いや、今までの自分の体では無い、からだの能力と出会った感じがするから。
基本クラス・体の左右表裏、動法、観法を習った。
ヨーガで体の中を観ることはしているが、別の感覚が面白く新鮮だった。
からだを明確に知る稽古。
五体投地を観法で、丁寧に集中して観ながら行う。
今まで何度も五体投地もしたが、微細な感覚で、より深くからだの動きを観る。
(稽古では裸足です)
目をつぶった蹲踞にグラグラして、気が上がってることも実感。
自分なりに仙骨と尾骨に意識を向けたら、少し安定した。
小袖にカルサン袴で腰帯だから、すぐに体感しやすい。
実は正直に言えば、武術などの立ち合いというものに、あまり興味がなかった。
相手と向かい合って、バランスを調整する、長年、調和に意識を向けてきたから。
本気で力を出すことを躊躇う、恐れに近いものがあった。
自然や土や炎、素材には、本気でぶつかってきた。
対人には、常に遠慮があり、引く準備をしている気がする。
光岡先生は、懐が深い。
様々な国や文化や言語に触れてきている方。
実体験に基づく話が、豊かに出てくる。
体験してみないと何が起きてるか分らないから、
次の稽古では、勇気を出して、光岡先生から直に手技を受けに申し出た。
「もっと根性出して良い」と言われ、腹へ落とし腰据えたから体験できたこと。
普通に押した時、動く形、動かない形の3種類。
明らかに違う、力では無い感じ。
力を使わない気の違いは、ヒョンっと動いてしまう、またはドシっと動かない。
そのどちらが優勢劣勢ではないらしい。
それも、次々と出る稽古の種類を体験すると、なるほどと実感する。
小学生の頃、父に着せられて、子供用の剣道の面の上から、
たった1回、竹刀で軽く叩かれて泣いて笑われた記憶。
2度と竹刀を持ちたくなかった。
今日、成り行きで木刀を持ちました。
持ち方の違いで、全然力の入り具合が違う。あらら、面白いじゃん!
ペアで立ち合う。3人で交代する。
根性を出したまま、腰帯のカルサン袴で、自分のからだを観る。
力で押そうとすると、相手へ力を出すことを意識がためらい体も怖れてる。
からだに入り、観法で内側に起きること。
からだの方が行ける!と感じた瞬間に押すと、ヒョンっと人が倒れた。
え?やってる自分も驚くし、受け手の時も明らかに力の質が違う、変化する時がある。
それが柔(やわら)というらしいです。
好奇心だらけのビギナーズラックですね。
型・式は、初心者の私がやっても、からだのまとまりが出来る。不思議。
それを、稽古を重ねることで、また次の段階へと応用できることも、
光岡先生と先輩方との稽古風景で、垣間見ました。
あらら、困りましたね。面白い。楽しい。
武術をしてる人達は、稽古や立ち合いで、こんなことをしているのですか。
知らなかった~!
腰帯で武術の稽古をすることへ、興味が持てたのが、
私には、今がタイミングだったのでしょう。
拠り所としての腰帯と、袴の巻いた紐。からだを包む小袖。
小袖で踊りを稽古してた時に似て、懐かしい。
まさか、古武術に触れるとは思ってなかった。
人生は何が起きるか分かりませんね。
刀鍛冶だったご先祖様も、ニヤニヤしていることでしょう。
光岡先生、ご指導ありがとうございます。
繋がりのキッカケになった藤田一照さん、ありがとうございます。
(鮮度の良いうちに記録)
小袖生活案内人 吉房 泰子でした。
《これからの予定*受付中》
4/20(金)小袖ワークショップ・大倉山
4/25(水)ラセン尺八袋・手縫い教室・東京谷中
5/12(土)~ 袴ちくちくワークショップ 満席
5/17(木)小袖ワークショップ・大倉山 new
5/26(土)ふんパン教室・関内 new
◯遊びに来てね~♪
◯小袖を縫う教室
土曜クラス、満席になりました。
木曜クラス、月2回の空席あります。
その他は、キャンセル待ちを受付します。
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<着る> 小袖ワークショップ 基本
*開催内容は、それぞれ別の条件になりますので、必ずご確認ください。
4/20(金)横浜・大倉山 空席あり
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5/17(木)横浜・大倉山 空席あり
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5/12(土)~ 連続講座 関内 満席
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